プロローグ
クロスベル自治州――
エレボニア帝国とカルバード共和国に挟まれ、
大陸有数の貿易・金融都市として発展してきたこの自治州は、
とある狂信的な宗教団体が引き起こした事件によって危機を迎えた。
マフィアの抗争すら巻き込んだその事件は、謎の薬物「グノーシス」で
警備隊が操られたことにより絶望的な状況に陥ったが、警察に設立された
「特務支援課」などの活躍によって無事解決され、平和は取り戻された。
教団やマフィアと関係していた帝国派・共和国派議員たちも一掃され、
新たな市長を迎えたクロスベルの未来は明るいかと思われたが、
激動の時代を迎えたゼムリア大陸において、それは一時の安息に過ぎなかった。
高まりつつある帝国・共和国からの干渉と圧力。
大陸全土を巻き込みかねないような“動乱”の兆し。
最強の猟兵団《赤い星座》と、東方系シンジケート《黒月(ヘイユエ)》、
――そして謎の結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》。
全ての導火線がクロスベルに集まる中、太古の時代へと遮る真実と、
解き明かされなかった数々の謎の真相が、今、ここに明かされる――
これは――“壁”を乗り越えようとする全ての人々に贈る、
「同じ時代を生きていく」ための物語である。
エレボニア帝国とカルバード共和国に挟まれ、
大陸有数の貿易・金融都市として発展してきたこの自治州は、
とある狂信的な宗教団体が引き起こした事件によって危機を迎えた。
マフィアの抗争すら巻き込んだその事件は、謎の薬物「グノーシス」で
警備隊が操られたことにより絶望的な状況に陥ったが、警察に設立された
「特務支援課」などの活躍によって無事解決され、平和は取り戻された。
教団やマフィアと関係していた帝国派・共和国派議員たちも一掃され、
新たな市長を迎えたクロスベルの未来は明るいかと思われたが、
激動の時代を迎えたゼムリア大陸において、それは一時の安息に過ぎなかった。
高まりつつある帝国・共和国からの干渉と圧力。
大陸全土を巻き込みかねないような“動乱”の兆し。
最強の猟兵団《赤い星座》と、東方系シンジケート《黒月(ヘイユエ)》、
――そして謎の結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》。
全ての導火線がクロスベルに集まる中、太古の時代へと遮る真実と、
解き明かされなかった数々の謎の真相が、今、ここに明かされる――
これは――“壁”を乗り越えようとする全ての人々に贈る、
「同じ時代を生きていく」ための物語である。